1級自動車整備科3年生は今週、色々な実習を行っています。今4年生はインターンシップ実習に出ているので実習場は3年生が独り占め状態で使っています。
今週はどんな実習をしているかと言うと…
①ハイブリッド実習です!
[:ひらめき:]ハイブリッドカーとは、288Vの高電圧バッテリーでモータを回転させモータの回転のみで走行したり、エンジンとモータの双方の力で走行したりと走行状況に応じて最も高率が良い制御を行うことができる自動車です。よって従来のエンジンのみで走行する自動車に比べて燃費が良いわけです。
3年生は、ハイブリッドバッテリ(288Vの高電圧バッテリ)の脱着や、インバータ(直流電力⇒交流電力へ変換する装置)の脱着を通してハイブリッドカーの仕組みを勉強しています。
②タイミングベルト交換作業
[:レンチ:]タイミングベルトとは、エンジンの燃焼室へ混合気(空気とガソリンが混ざったもの)を入れたり、燃焼室で燃焼した排気ガスを燃焼室から排出させたりする部品をバルブといいますが、そのバルブはカムシャフトが回転する事により動きます。このカムシャフトを回転させている部品をタイミングベルトと言います。一般的に10万キロ走行毎に交換する部品です。最近では交換が不必要なチェーンを用いているエンジンも多数ありますが、まだまだタイミングベルトを用いているエンジンも沢山あります。今回の実習では基本的なFR車とFF車のタイミングベルト交換作業の練習を行っています。
③エンジン故障探求
[:虫眼鏡:]エンジンの故障探求は7月から定期的に行っていますが、今回は主にセンサ関係についての故障探求です。故障現象を確認後、外部診断機(OBDⅡ)を使用して故障部位を推定しサーキットテスタで電圧などの測定を行い故障部位を見つけ出します。この実習は学科授業で習っていることを確認すると言う意味でも学生からは「難しいけど楽しい!」と言われています。
3年生のみなさん、ハイブリッド実習やエンジン故障探求などの頭を使う実習とタイミングベルト交換作業のように手をたくさん動かす実習など通じて即戦力として働ける整備士を目指してがんばってください!!
GIAホームページへGo!