最近の3年生は一般整備や故障探求,CVTの分解などいろいろな実習を
行っています。
今回はCVT分解実習の様子を紹介します!
CVTとは,無段変速機のことで最近の乗用車のトランスミッション(変速機)には
たくさん用いられています。
今回の実習では,スバル 「 プレオ 」 の CVTを分解してみました。
CVTについての学科授業は前期に終わっているので,授業で習ったことの確認
がメインとなりました。。。
写真右の Y君(なぜイノキ顔??)が持っている部品を外すと,CVTの心臓部で
あるプーリが見えることとなります。
上から見るとこんな感じ!
写真の右側のプーリが 「 プライマリ・プーリ 」,左側のプーリが 「 セカンダリ・
プーリ 」です。。。
だいたいの説明をすると・・・
エンジンによって回されるのはプライマリ・プーリ(入力側)となり,
プライマリ・プーリが回転して金属ベルトを介して,セカンダリ・プーリ(出力側)が
回され,その回転がディファレンシャルなどを介してタイヤへ
伝わるわけです。。。
横から見るとこんな感じ!!
各プーリの 「 溝幅 」 の関係から,金属ベルトの 「 巻きつけ径 」 が
プライマリ側は小さくセカンダリ側は大きい状態となっており,
Low状態(マニュアルでイメージするに1速状態といえば分かるかな??)に
なっていることが良く分かります。
この状態から,プライマリ側の溝幅が狭くなり,それにともなってセカンダリ側
の溝幅が広くなっていくと Hi側(マニュアルでイメージすると5速側)となります。
変速機内部のフォワードクラッチの分解も行いました。油圧の変わりに
エア(圧縮エア)を入れて,実際にクラッチが締結(つながる)ところも確認
しましたよっ!
フォワードクラッチを分解すると,プラネタリキャリヤや,サンギヤなんかも
見ることができます。
『サンギヤやキャリヤが入っている順番や配置は,教科書と全く同じなんだねぇ』
と学生は感心していました。
オイル・ポンプも分解してみましょう!
トロコイド式のオイルポンプでした!
思ったより分解は簡単でした!
後期の実習はたくさんのメニューがたくさんあるので,また実習の様子をブログで
アップしま~す!
GIA 新潟国際自動車大学校のHPへGO!