今週の4年生の実習内容は,ABS故障探求です。
最近の自動車にはABS(アンチロック ブレーキ システム)と言うブレーキ装置が必ずと言っていいほど装着されています。
自動車学校などでは,滑りやすい路面(冬のカチンカチンに凍った路面)でブレーキペダルを踏む時は「ポンピングブレーキ(何回かに分けてペダルを踏んでブレーキ)をかけましょう!」などと教えられていると思います。
何回かに分けてブレーキを踏めばブレーキ装置に一気に油圧が掛からないので急激にタイヤが止まろうとしません。よってタイヤがロックせずスリップしにくくなるので「安全に止まれま~す」みたいなイメージです。ハイ。
もし滑りやすい路面で「ギュ~ッ!」って一発でブレーキをかけて止まろうとすると一気にブレーキ装置に油圧が掛かりタイヤがロックしてスリップしてしまい自動車自体の速度は落ちずに大変危険です。タイヤがロックしてスリップ状態に陥ると制動距離が長くなる事はもちろんですが,俗に言う「ハンドルが効かない」状態や「尻振り(自動車の後輪の安定性が無くなる)」などが発生する危険があります。
前置きが長くなりましたがABSはどんな装置かと言うとブレーキペダルを「ギュ~ッ」って踏んでも電子制御によってブレーキ装置に掛かる油圧を勝手に調整してタイヤをロックさせないようにして自動車自体を止める事ができる装置なのです。(ここまで読んでくれてありがとう!)
今4年生はABSの電気的な部分についての故障探求実習を行っています。
4年生のホープ「T君」による故障探求!
4年生の裏の番長「K君」シミュレータに向かってメンチきってます。
実車で故障探求しにくい部分についてABSシミュレータレータを使って実習をしています。シミュレータを使うと実車では見ることのできない作動や,故障現象を発生させる事ができます。この教材はGIAオリジナルの教材です!
ABSを究められるようにがんばってください!
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