みなさんこんにちは
湿度が高くてイヤな時期ですがGIAでは学生さんが元気です。
今回は2年生の実習を報告します。
今回の実習ではエンジンを分解したり、トランスミッションを取り外したり、インパネを外したり、ドアガラスレギュレータを外したり、というような一般修理の脱着を様々な車種で勉強しました。
このグループ班では圧縮圧力が上がらずエンジンが始動しない事をガチで修理する事に挑戦しました。
まず、圧縮が上がらない原因を調べシリンダブロック側に原因があるとの結論になりました。
シリンダブロックの修理が出来るようシリンダヘッドを降ろします。
この作業が一苦労ですが、1年間の実習成果をここで発揮しました。
こんな感じでピストンが見えるようになります。
でもこれではピストンはまだ取り外すことは出来ません。
今度はエンジンの下側から攻めて行きます。
そしてピストンを取り外すことが出来ました。
次は原因の究明と処置です。
取り外したピストンを観察するとピストンリングがスラッジで固着していました、これがスティック現象で、
ピストンリングの張りが無くなり圧縮が上がらない原因となります。
これを直すため灯油で固着を溶かしながらピストンリングを丁寧に外し洗浄して再度組み付けました。
※通常ではピストンリングを新品に交換します。
あとは分解時と逆手順を丁寧に行いました。
組みあがってエンジンを始動するときは学生さんも先生も緊張しましたが、”セル1発で始動しました。”
GIAに入学してから1年で凄く成長したな~と実感できた実習になりました。
引き続きがんばっていきましょう!